6月1日 GSAPS TA
GSAPS(Graduate School of Asia-Pacific Studies)でのTAは、通常そう急がしくはないのだが今日はハードだっ た。全国の各大学、各日本語学校1000校程度に入学案内のチラシとポス ターを袋詰するのを1日中かけて行った。途中、疲労困憊のTKDをあざ笑 うかのようにUさんが来て、不敵な笑みを浮かべて牛丸研究室へ消えて いった。
昼はビルの1階にあるCSK(セガの親会社)の社員食堂でメシ。ちょっと 早かったので社員はまばらだったがスーツ姿の人といると昔を思い出す 。
ひととおりの作業を終え、一息ついたのがPM5:00。眼前に聳える西早 稲田パークタワー本塔と東ウイングの間には梅雨の到来間近を感じさせ るどんよりとした雲がたちこめていた。疲れた・・・業後は勉強しないで 帰ろうかな。
6月2日 遠征
学会という大きなヤマを超えちょっとリラックスな週末、食べ放題エリ アを従来の山の手線内から飛び出し、小田急線沿い下北沢に触手を伸ば す。目指す目標は"東洋麦酒市場タラート"。駅より徒歩3分、タイ風市 場の雰囲気で900円食べ放題という魅力あるフレコミだった。が、行っ てみてビックリ、6月下旬まで改装とのことで断念。近くにある名もな いカレー屋さんでお茶を濁す。その後、せっかくの下北沢デビューだっ たので近辺を散策した。適度に狭く、アジのあるショップだらけ。その ため若者も多い。ファーストインプレッションはかなり◎だった。連れ のY田さんは賃貸情報をチェック、引越し先としてリストアップしたよ うだ。小1時間ほどうろついた後、準急で新宿まで戻る。
6月9日 凶悪犯罪
そんじょそこらのお涙頂戴系の映画では涙を見せないのだが、大阪の小学校乱入事件に関 しては目頭が熱くなるのを禁じえなかった。日本での安全神話が崩壊して久しいが、改め て日常に潜む"狂気"を感じる。兆候はあった。関係機関が対応していた。が、後手後手に まわり"最凶"の結果を招いてしまった。何もかもいやだったらしい。死にたかったらしい 。勝手に死んでくれ、と思う。しかし、他人を巻き込まなきゃ出来ないってのは甘ったれ の極みである。
さあ、事後処理だ。どんな事件にも模倣犯という愚かな輩が後出するが、それを食い止め るには"見せしめ"しかないと思う。昔はよい慣習があった。「市中引き回しの上磔獄門! 」どっかの時代劇に出てくる名文句だが、これを現代に復刻できないものか。甘ったれた 現代人には昔の刑罰がちょうどいいくらいかもしれない。数年前、明治大学の刑事博物館 で拷問危惧の展示をしていたことがあったが、あの中の数点は今まさに"賞味"期間に入っ ているのではないだろうか。
当該事件犯人には極刑を求む。
「梯子捕(はしごど)りの図」(『徳川幕府刑事図譜』 より)
激しく抵抗する犯人を、四本の梯子で取り囲み、間 隔をしだいにせばめて取り押さえた。犯人に突き出 しているのが、捕物三道具といわれる突棒・刺股・ 袖搦。
6月10日 スイミング
先週はハード、課題山積で正に寝る間がなかった。っていっても終わっ たわけではなく、しばらくはゆっくり眠れない日が続くだろう。今日も9 時にガッコへ行って机に向かう。PM5:00キモチ悪くなってくる。早稲田 のM島センセが1週間寸暇を惜しんで研究しつづけてぶっ倒れたことがア タマをよぎる。とにかく座りっぱなしじゃ体に悪いので、リフレッシュ するために一旦家に戻り、山吹高校へスイミングしに行く(新宿区民は 申請すれば都立高校指定の温水プールにタダで入れるのだ)。さすがに コンフェデ杯の決勝をやっている時間なので誰もいない。プールの監視 員を除くと2,3人しかいない。正にプライベートプール!夏に向けてた るんだ腹を引き締めるべし!
6月13日 プロ
TKDは修士論文はWORDで打ったが、博士からはTexを覚えほとんどそれを使っていた。
今回、ある伝からWORDによる経済学入門クラスの問題作成を依頼され、数日これにつきっ きりで頑張っていた。図は"Microsoft Draw 98 描画"により作成していたが、線や点の微調整がどうも上手くいかず四苦八苦。これだ けでソートー時間をつぶす。
そんなこんなで、今日なんとかカタチになり胴元へ提出に向かった。胴元M岸氏、本文はも とより図に関して何か言いたげ。せっかくだから図の作成の仕方をレクチャーしてもらお うと思い、30分ほど手ほどきを受ける。図中の文字の上付き・下付き、Altキーを使っての 微調整、図と段落の関係等、裏技ともいえるテクニック披露してもらう。不慣れなTKDはた だただ魅入るのみである。ここまでWORDを使いこなせるヤツがいたのかと驚嘆すると同時 に、WORDのポテンシャルに感心する。このバイトはもうしばらく続けるので、ゼヒ習得し よう。
6月14日 M子
1週間ほどかけてもがき苦しんだ課題がようやく終了し、一息。するとYM田氏が現われ、し ばし談笑。といっても2時間ほど居つかれ、残りの課題なんてどうでもよくなってきた。
話によるとT橋さんも研究のヤマを乗り越えたということらしいので、呼びtelして3人で" お食事"に行くことになった。
場所は名もなき韓国料理屋。が、話が盛り上げれば酒が入るもの。ビールを3本ほどいっち ゃった後はもうアタマが2次会のことしか考えられなくなってしまった。早々に店を出て、 梅雨どきの小雨降りしきる中、西早稲田パークタワー1Fにある"Atton"というこじゃれた 店に向かった。が、あまりにこじゃれてて、しかもexpensive!貧乏学生には手が出なくス ゴスゴ退散。早稲田ストリートまで出て"UPTOWN HOUSE"という早稲田にココしかないだろ うというカクテルバーに入る。
「何にしましょうか?」とのたまうのは、どうみてもその辺の定食屋に居そうなおばちゃ ん。「コレが美味いんですよ。」とすすめられた"アンデスのナントカポテト"はどうみて も商品にならないチビたジャガイモ。なれど、酒が入り舌が麻痺してる我々は「独特の味 だ!うまいうまい」なんて言ってしまう。数時間後に雨の中配達だというのに飲みつづけ る。M子さんの話が一番面白かった。
UPTOWN HOUSEの講評は こちらから
6月20日 講義
TKDは都内某所で公務員試験向け経済学講座のバイトをしているの だが、今回はじめて某"女短"でのオファーが舞い込んだ。男子禁 制・未知の世界なのでキョーミシンシン、この日を指折り楽しみ にしてきた。正門には守衛が居なかったのでズカズカ入り、生涯 学習科で担当職員に挨拶をした後、イザ教室へ!
センパイに「わけわからんヤツラがいるから」とオドされてきた が、今回の受講生に関しては、スゴイマジメ!つたないTKDの板書 をせっせと写しちゃんと聴いてくれた。
途中15分の休憩。トイレに行きたいが、Gentleman用がない。あた りまえだけどなんかカンドー!その辺をウロチョロしていると職 員らしきおばちゃんが「あの〜」とTKDの身分を問いただす。それ もまた良し。
そんなこんなで、3時間の講義を一人も脱落することなく終了した 。講師冥利に尽きる。とても嬉しかった。また行きたい。
6月25日 経研運営委員会初会合
前図書委員のA川さんの直々のおねがいにより、今年度の経研図書委員長に図らずも抜擢 され、運営委員会に参加することとなった。12時からの開始だったので、昼メシつき。新 聞屋所長のお友達の家、"イル・デ・パン"の仕出し弁当だった。Dericious!
森先生と事務室のS田さんの司会で会議は淡々と進み、図書がらみの話になる。教員図書 室付き職員のH井さんが説明しているのだが、目が図書委員長のTKDのほうを見てる。研究 以外の雑務が増えそうな予感。
「イル・デ・パン」、どういう意味なのだろう?ちなみに同名の島 が南太平洋のフランス領ニューカレドニア、オーストラリアの横、 ニュージーランドの上あたりに存在する。
6月26日 研究指導系
13:00ドクターの研究指導開始。Monetary transmission mechanismについてのサーベイ論文を報告する予定だったが。先生が1 4:00から会議だったので、研究指導は延期となり、雑談するため"わ せだの弁当屋さん"のとなりの古びたサテンに行った。
中は古びた100インチくらいのテレビ、西洋の甲冑、アンティークな 銃などとてもミステリアス。先生の隠れ家的な存在なのだろうか。面 と向かい合うのは久しぶりなので互いに情報交換、ほどなく時間はす ぎてゆく。
帰りに交差点の一角にそびえるアントニオ・ガウディ作風の建物を見 て、悪趣味だねぇ。なんなのこのビルは、と。大学プロパーの先生も わからないらしい。
Gaudi風ビル。1F には怪しいおもち ゃ屋がある。
6月27日 弱り気味
ここ数日の猛暑・遠くの景色が霞むくらいの湿度、そして1日中博士部屋に入 り浸っている不摂生がたたり、ちょっとダウン気味。今日は午前中、諏訪先生 古希記念論文集に載せる寄稿の初校版を完成させた後、体調がヤバくなったの で帰宅し静養。久しぶりに"少年マガジン"を買い、横になって読みふける。
6月29日 TA
よくよく考えると、今日が税金関係の今月分納入最終日。延滞するのはヤなので、アジア 太平洋研究科教員室TAの昼休みを利用して、あさひ銀行早稲田支店へ行く。月末営業日で ムチャ込み、加えて都民税・国民年金・健康保険と計3万近く搾取され、昼メシを食う時 間もなくボロボロになりながら教員室へ戻る。TKDの哀れを感じたのか、"東京の母"T橋さ んが○○○を恵んでくれた。
6月30日 説明
都内某所のガイダンスでの講師をしてくれとの依頼があり、 雨&暑のなかスーツを着込み会場へ向かう。持ち時間は40分 、"経済学の攻略法"をテーマとして話したが、いかんせんウ ケない。外気とは対照的に気分は寒くなる一方。師匠のよう な高みに到達するのはまだまだ先のこととつくづく思う。プ ロからみると、自信のないトコはゴニョゴニョと声が小さく なる、無駄なアクションが多い、"やる気"が起きるキブンに させないらしい・・・課題山積前途多難・・・